MEDICAL TREATMENT
DIALYSIS TREATMENT
透析治療
透析装置は20台(ベッド17床、リクライニングチェア3台)。患者監視装置には、全台に従来の透析治療の合併症予防が期待できるOn-LineHDFに対応した東レ社製「TR-10EX」を導入し、最新で安全な透析治療を行っています。
血液透析は多量の透析液がフィルターを介し、または直接血液と接触して血液を浄化する治療法。そのため透析液には高い清浄度が求められます。
当院では最新の東レ社製透析液製造装置を導入し、高レベルな清浄度の透析液を作成。日本透析医学会の「2016年版透析液水室基準」に準拠し、厳密に管理しています。
作成された透析液は、配管を通りベッドサイドにある透析監視装置まで運ばれます。この配管に細菌が付着し、バイオフィルムと呼ばれる生物膜を形成することがありますが、これではせっかく高い清浄度で作成された透析液も配管内で汚染されてしまいます。
当院では配管内の汚染を低減するTOYOX社製の高性能ホース・継手を採用し、透析液の清浄度を確保しています。
快適な設備
血液透析は一回の治療にかかる時間が長く、
患者さんは長時間当院で過ごしていただくことなります。
私たちはその貴重な時間を少しでも安全で快適に過ごしていただけるよう、
快適な設備を整えております。
透析室
日本透析医会の「透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン」に準拠してベッド間隔を1m以上とした上で、さらに間仕切りを設けるなどプライバシーを尊重したゆとりある透析室となっています。
低床ベッド
ベッドもより快適に過ごしていただけるよう、一般的に使われている幅が狭い透析専用ベッドではなく、大きくて楽に乗り降りできる低床ベッドを採用。電動リクライニング機能もご利用いただけます。
うるおリッチ
加湿・殺菌・脱臭・空気清浄の機能を備えた三共エアテック社製空気清浄機「うるおリッチ」を設置しています。
テレビ・無料Wi-Fi
透析中の時間を快適に過ごしていただくため、全ベッド・チェアにアーム式テレビや無料Wi-Fiを完備しています。
環境に対する配慮
透析施設でもSDGs達成のために
何かできることはないかと考え、
透析関連廃液の熱回収によって使用電力を削減する
二プロ社製透析廃液熱回収装置
「NDK-SP eco」を設置しています。
また、透析排水による下水管の腐食・損傷問題に取り組むため、
中和処理装置を導入し、
環境や地域インフラの負担にならないよう
排水にも配慮しています。