MEDICAL TREATMENT
RHEUMATOID ARTHRITIS
リウマチ科
リウマチ科では関節リウマチをはじめ、全身性エリテマトーデス、強皮症、筋炎、シェーグレン症候群、成人スティル病、血管炎などの膠原病診療を行っています。
関節リウマチを治療せずに放置すると、軟骨や骨が破壊され、関節が変形するため、日常生活に支障をきたします。
そのため、早期に関節リウマチを発見し、適切な治療を受けることが大切です。
関節リウマチに
ついて
関節リウマチは以前は効果的な治療法がなかったため、
いったん発症すると徐々に進行し、
関節が変形して日常生活のさまざまな面で不自由をもたらす難病でした。
しかしながら近年、関節リウマチの治療は劇的に進歩しており、
生物学的製剤が登場してからは従来の抗リウマチ薬では効果が不十分であった
難治性の患者さんでも炎症を落ち着かせることができるようになりました。
最近では生物学的製剤と同等の効果をもつ内服薬のJAK阻害剤も使用可能となり、
治療の選択肢がさらに広がりました。
関節リウマチは人によって病状はさまざまです。
また関節リウマチだけでなく糖尿病や慢性腎臓病、肺疾患、
悪性腫瘍などの他の病気も合併している方もいらっしゃいます。
当院では患者さんとの対話を大切にして、
それぞれの病状や生活に合った最適な治療法を提案します。
関節リウマチの関節
関節リウマチの
診断
関節痛を起こす病気は関節リウマチだけではないので、
関節リウマチかどうかを自分で判断することは簡単ではありません。
関節リウマチの診断は、問診、診察、血液検査などに基づいて専門医が行います。
関節リウマチ分類基準
1つ以上の関節の腫れがある
(触診、超音波、MRI検査のいずれか)
- 腫れまたは痛みのある
関節の数(診察) - 血液検査値異常の有無
(リウマトイド因子、抗CCP抗体) - 関節炎の持続期間
(6週間未満/6週間以上) - 炎症反応の有無(CRP、ESR)
治療開始の
タイミング
関節リウマチの症状は発症後の早い時期に急速に進行します。
そのため、関節リウマチと診断されたら、
できるだけ早い時期から関節破壊が進行しないように治療を行うことが大切です。